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2017.04.29
カテゴリー6コネクタの成端教育を行いました。
カテゴリー6でのネットワーク工事が増えてきたので、あらためてケーブル成端の社内教育を行いました。
あわせて施工性を検証するため以下のプラグ製品を試してみました。
日本製線株式会社
Cat6用モジュラー・プラグ
ラビットラッチ
NSP624B
こちらのプラグ、ブーツ、ディバイダー、ロードバー、ハウジングの4点で構成されていて、ディバイダーとロードバーが青色なので、成端後の見た目が他のプラグとは変わった見た目となる点と、もう1つツメ折れ防止にもなっているうさぎの耳のようなツメ、ラビットラッチが特徴です。
※部品の呼び名、違っていたらごめんなさい。
プラグの選定理由は、部品点数が多すぎず、少なすぎないことと、ツメ折れ防止付きが選定のポイントです。
個人的には、部品点数が少なすぎると、カテゴリー6としてどうなの?と心配になります。
後、ディバイダーとロードバーが青色で、見た目が印象的なところが目に止まりました。
結局は見た目で選んだような・・・。
まずはじめに、ケーブルの外皮を剥き、中心にある十字のセパレータを切断します。
この時、銅線を傷つきけないように、外皮を剥く工具の調整を忘れないように気をつけました。
またセパレータも銅線を傷つけないように浅く切ってしまうと、後からセットするディバイダーが奥まで入らないので、セパレータを少し引き出すようにしてから切断するようにしました。
練習時、ここでブーツの入れ忘れが結構ありました。
次に、作業しやすいように銅線のヨリを適度に伸ばし、ディバイダーに銅線を合せ入れます。
この製品は、銅線を入れる隙間がちょうどよい広さで、次に合わせるロードバーの下準備のための入れ替えがやり易い印象でした。
次に、ディバイダーから出ている銅線を適当に切断し、ロードバーを差し込みます。
ロードバーが差し込めたらディバイダー含めてしっかりと置くまで差し込み、余った銅線を切り落とします。
ロードバーは向きがあるので、差し込む場合は注意が必要です。
最後に、ハウジング、ブーツを合せて圧着します。
この時、ブーツの差し込みが浅いと圧着できず抜けてしまい、取り付け不可となりますので注意が必要です。
成端後、ケーブルのチェックを行いましたが、ブーツの入れ忘れ以外失敗がありませんでした。
カテゴリー5eのプラグに多い1つの部品で完結するものと比べ、ロードバーがあることで、差し込む順番が間違っていなければ、確実に施工できます。
ブーツが少し短めで主張しすぎてない分、ディバイダーとロードバーが青色で特徴的であるため、カテゴリー6感があり、カテゴリー5eとの区別しやすいと感じました。
また、ラビットラッチの使用感も中々良く、ケーブルの取り外しもやりやすい印象です。
ただ一点、特徴的である青色が、逆に圧着後の銅線の色を識別し難くくしているので少しマイナスな印象でしたが、練習で作成したケーブルを作業用パッチケーブルとして使用して評価したいと思います。